高岡駅の近く、高岡市の中心部に「願いが叶う道」があるのを知っていますか?
風水都市と言われる高岡市には3つのスポットの縁をつなぐ強力なパワースポットがあります。
「願いを持って歩けば願いが叶う」と信じられている願道。
この記事は、
・高岡の願道の詳しい方法と歩き方が知りたい人
・高岡市の観光スポットを巡りたい人
に役立つ記事となっています。
是非、願道を歩いて思いを叶えてください。
願道とは?
高岡大仏・高岡関野神社・射水神社の3つの場所をめぐる全長約2キロのルートを「願道」と呼びます。
鑑札と呼ばれる木の札を持ち、3か所のスポットでスタンプを集めながら歩いて周ります。
全てのスタンプが揃った時点で華桜鑑札奉納場(かろうかんさつほうのうじょう)にて鑑札を奉納することで願いが叶うと信じられています。
奉納された鑑札は毎年、七夕になると神社にてお焚き上げが行われます。
願道の2つのルール
願道は3か所をつなぐパワースポット。
願道を訪れるだけでも清々しい気分になれますが、折角なら鑑札の奉納までしっかりとやり遂げたいもの。
厳密なルールはありませんが、願道を歩く際に華桜鑑札奉納場を目指す人は知っておきたいルールがあります。
どのスポットから巡ってもOK!
願道の3か所のスポットはどの場所から訪れても問題ありません。
直線のルートなので迷う心配は全くありませんが、心配な人は高岡駅の観光案内所にてマップをもらうと安心です。
高岡駅を始点にする場合、最初に目指す場所によって何通りかルートがあります。
どのスポットから周ってもよい事になっていますが、
古城公園口(北口)を出てまっすぐに進むと末広町の交差点にて交わる道が願道になっており、
3か所のスポットを巡る際に願道を往復する形にはなりますが、
駅前の大通りよりも車通りが格段に少ないのでゆっくりと高岡の町を散策できるオススメのルートです。
鑑札を奉納する
身に着けておく必要があるお守りと違い、鑑札は奉納することで神様のご加護を戴くことができます。
よって、鑑札を授けてもらったあとに願いを書き込み「華桜鑑札奉納場」にて奉納する必要があります。
願道をめぐる時にかかる所要時間
ただ歩くだけであれば、30分~35分あれば3か所を巡って高岡駅まで帰って来ることができます。
射水神社ではお祭りや季節の行事などの催しをしていることがあり、参拝を兼ねている場合待ち時間が発生する可能性があります。
高岡大仏には賽銭箱があり、台座の内部は回廊となっていて見学することができるようになっているので、訪れた記念に観光すると1時間ほどかかる場合もあります。
高岡関野神社には散策スポットはありませんが、賽銭箱の横におみくじなどが並んでいるので、
ゆっくりと時間をかけてパワースポットを散策することができます。
鑑札を授かる方法
願道を歩く時に必要になるのが「鑑札」と呼ばれる木の札。
鑑札は射水神社の授与所にて授かることができます。
初穂料は一律500円となっていて、授与所にて
「願道の鑑札を受け取りたいです」
といえば奥から準備してもらえます。
鑑札は3種類あり、鑑札を掛けるための紐の色によって赤・青・黄の3色の中から選ぶことができます。
願いの叶いやすさにも影響しない!
鑑札の記入方法
鑑札の片面には花のイラストがプリントされていて、反対側には3つの枠にそれぞれ願道に関する場所の名前が記載されています。
射水神社の授与所近くに絵馬に願いを書くことのできる台とペンが設置されているので、
鑑札の花がプリントされている面に願い事を記入します。
スタンプの押し方
願道では3か所の名所を歩いて周ることになります。
3か所でスタンプを押印する必要がありますが、それぞれスタンプが無人で設置されている場合と室内にて保管されている場合があります。
射水神社
射水神社は授与所内にスタンプが保管されています。
鑑札を授かったタイミングで同時にスタンプを押印するとスムーズに1か所目のスタンプを押すことができてオススメ。
スタンプは自分で押印するスタイルですが授与所のカウンターが広いので、人が混雑している時間に訪れても横にずれてゆっくりと押印することができます。
高岡大仏
高岡大仏は寺務所内にスタンプが保管されています。
願道のスタンプを貸してください、といえばスタンプを準備してもらえます。
スタンプは自分で押印しますが寺務所の台は狭く一人ずつの対応となるので、混んでいる時間は避けたほうが落ち着いてきれいに押印できます。
高岡関野神社
高岡関野神社は社殿にスタンプが無人で設置されています。
参拝した後、正面に設置してあるスタンプを鑑札に押印します。
スタンプを押印できる専用の台はありませんが、床の上にちゃぶ台が設置してありおみくじなどが並んでいます。
必要に応じて靴を脱いですのこに上がり、スタンプ台に近づくことができます。
※靴を脱がなくてもスタンプを押印することはできます。
願道オススメの周り方
願道は好きな順番で3か所を周ることが規則となっています。
射水神社、高岡大仏、華桜鑑札奉納場、高岡関野神社が直線でつながっていて、スタンプを全て押印した後に華桜鑑札奉納場まで引き返す必要があります。
オススメの順路としては、
鑑札には
「一つの願を持ち、『願道』を歩く。」
と記載されているように、願道を歩いている間は心に願事を想いながら歩くと良いようです。
「願道」奉納にオススメの時期
華桜鑑札奉納場に奉納されたすべての鑑札は毎年七夕の時期に神社にてお焚き上げが行われます。
そのため、七夕以降は鑑札が全くかかっていない場合があり、閑散としていることも。
鑑札を掛ける場所は参加者が自由に選ぶことができるため、
華桜鑑札奉納場の鑑札を掛ける場所が空いている時期であればより理想に近い場所に奉納することができます。
また、市内の商店街ではイベントや催しが開かれていることが良くあります。
観光地がぎゅっと集まっている場所なのでタイミングによってはかなりの人で混雑する場合もありますが、
ホームページなので頻繁に公開されているイベントスケジュールなどを参考に、人が少ない日取りを決めて歩けば願道に専念できるはず。
願道を巡るオススメの時間
まず願道に必須の鑑札を授けてもらうためには、授与所に立ち寄る必要があります。
それに加えて、スタンプが授与所または寺務所にて保管されている場合では、該当の施設が開いている時間に訪れる必要があります。
高岡大仏の寺務所は9時~18時
高岡関野神社はスタンプが無人で設置されていますが、夜間などを含めて常設なのかは判断できません。
となっているので、9時以降に願道をスタートすると安心です。
華桜鑑札奉納場は扉のない開放された施設となっていて、時間に関わらず鑑札を自由に掛ける事ができます。
「風水都市」高岡と言われているように、陽の気が強い午前中の時間帯が最もオススメ!
願道を歩く際の注意点
願道は町中を散策しながら願いを掛けられる珍しいパワースポット。
直線のわかりやすい道を静かに歩いて通るだけと複雑さは全くありませんが、願道を歩く時に知っておくと良い事をご紹介します。
鳩がたくさんいる
道の各所に鳩の羽が落ちていることがあります。
商店街のひさし部分や屋上に鳩が留まっている様子によく遭遇することから、鳩の巣がありそう。
道幅が狭い箇所が多くあり歩道と車道の区別がしにくく、車を避けて歩かなければならない場合もあります。
鳩のフンが落ちてくることもあるので、歩く時には充分に注意が必要です。
鑑札に記入するときにはペン選びに注意
鑑札の大きさは大人の手のひらサイズ。
射水神社で貸し出されているペンは軸が太めの物が多く、使用頻度が高いせいか軸のフェルトが緩んで柔らかくなっているものもあります。
細いペンを選んでも思ったよりも文字が太くなってしまったり、文字量が多すぎると書ききれなくなる可能性があります。
鑑札の表面は加工されているのですらすらと書きやすくはなっていますが、
ほんの少し滲むことがあるので心配な人は油性のペンを持参すると良いかも。
滑りやすい場所に注意
射水神社は大きな木々が生い茂っているので、道の端っこに木の葉が落ちていることがあります。
社殿の正面にかかる橋「駐春橋」を抜けると緩やかな坂道になっているので、落ち葉を踏んで滑らないように注意が必要。
願道の全てのルートはいろいろな商店街を抜けていく必要があります。
石畳や砂利などがある部分を除いても歩道と車道の距離が近く、道の凹凸が大きい箇所もあります。
手水舎が封鎖されていることがある
スタンプを押印する前に参拝を希望する場合に手水舎を利用しますが、感染対策に手水舎が封鎖されている場所もあります。
代理の方はたくさんあるようですが、除菌シートで拭くなどであればその場で対応しやすいので万が一のために持参しておくと安心です。
願道をめぐって願いを叶えよう
県内にたくさんあるパワースポットの中でも、町の中心部にあるぶん訪れやすいのがメリットの願道。
高岡市の観光名所を巡る旅でもあるので、有名な景色を見るために歩いても良いかも。
人や車の往来もあったり、商店街の中を通るので女性のひとり旅やパワースポットめぐりで訪れても安心感があります。
また駅からも近いので願道で奉納した後に近くのカフェに立ち寄ったり、充実した時間を過ごせるはず。
叶えたい願いがある人はぜひ、この記事を参考に訪れてみてくださいね。
基本情報 | 華桜鑑札奉納場 |
住所 | 〒933-0024 富山県高岡市宮脇町1003 |
※内容は記事作成時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合があります
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